# 'シリアル' ドライバ <!--- original document: 0.9.51:docs/serial_drive.md git diff 0.9.51 HEAD -- docs/serial_drive.md | cat --> このドライバは[分割キーボード](ja/feature_split_keyboard.md) 機能に使います。 ?> この文章でのシリアルは、UART/USART/RS485/RS232 規格の実装ではなく、**一度に1ビットの情報を送信するもの**として読まれるべきです。 このカテゴリの全てのドライバには以下の特徴があります: * 1本の線上でデータと信号を提供 * シングルマスタ、シングルスレーブに限定 ## サポートされるドライバの種類 | | AVR | ARM | |-------------------|--------------------|--------------------| | bit bang | :heavy_check_mark: | :heavy_check_mark: | | USART Half-duplex | | :heavy_check_mark: | ## ドライバ設定 ### Bitbang デフォルトのドライバ。設定がない場合はこのドライバが想定されます。設定するには、以下を rules.mk に追加します: ```make SERIAL_DRIVER = bitbang ``` config.h を介してドライバを設定します: ```c #define SOFT_SERIAL_PIN D0 // または D1, D2, D3, E6 #define SELECT_SOFT_SERIAL_SPEED 1 // または 0, 2, 3, 4, 5 // 0: 約 189kbps (実験目的のみ) // 1: 約 137kbps (デフォルト) // 2: 約 75kbps // 3: 約 39kbps // 4: 約 26kbps // 5: 約 20kbps ``` #### ARM !> bitbang ドライバは bitbang WS2812 ドライバと接続の問題があります 上記の一般的なオプションに加えて、halconf.h で `PAL_USE_CALLBACKS` 機能もオンにする必要があります。 ### USART Half-duplex 通信が USART ハードウェアデバイスに送信される STM32 ボードが対象です。これにより高速で正確なタイミングを提供できることが利点です。このドライバの `SOFT_SERIAL_PIN` は、設定された USART TX ピンです。**TX ピンに適切なプルアップ抵抗が必要です**。設定するには、以下を rules.mk に追加します: ```make SERIAL_DRIVER = usart ``` config.h を介してハードウェアを設定します: ```c #define SOFT_SERIAL_PIN B6 // USART TX ピン #define SELECT_SOFT_SERIAL_SPEED 1 // または 0, 2, 3, 4, 5 // 0: 約 460800 ボー // 1: 約 230400 ボー (デフォルト) // 2: 約 115200 ボー // 3: 約 57600 ボー // 4: 約 38400 ボー // 5: 約 19200 ボー #define SERIAL_USART_DRIVER SD1 // TX ピンの USART ドライバ。デフォルトは SD1 #define SERIAL_USART_TX_PAL_MODE 7 // 「代替機能」 ピン。MCU の適切な値については、それぞれのデータシートを見てください。デフォルトは 7 ``` また、ChibiOS `SERIAL` 機能を有効にする必要があります: * キーボードの halconf.h: `#define HAL_USE_SERIAL TRUE` * キーボードの mcuconf.h: `#define STM32_SERIAL_USE_USARTn TRUE` (ここで、'n' は MCU で選択した USART のペリフェラル番号と一致) 必要な構成は、`UART` 周辺機器ではなく、`SERIAL` 周辺機器であることに注意してください。